突然のお別れは、とてもつらく、気が動転してしまうのも無理はありません。
本記事では、大切なペットの最期の時間を落ち着いて過ごすために、知っておいていただきたい基本的な対応や心構えをご案内します。
◎まず行うべき3つの対応
1. 死後硬直が始まる前の体勢の整え方
- ・死後硬直は早ければ1〜2時間以内に始まります。
- ・前足と後ろ足を優しく折り曲げ、自然な姿勢に整えましょう。
- ・棺や箱に納める際のスペース確保にもつながります。
2. 清拭と身だしなみの整え
- ・清潔な布やガーゼで体をやさしく拭いてあげます。
- ・毛並みを整え、顔周りや尻尾もきれいに整えると、安らかな姿に見えます。
- ・口や肛門から体液が出ることがありますが、落ち着いてティッシュなどで拭き取りましょう。
- ・必ずティッシュやガーゼ越しに触れ、素手での接触は避けてください。
3. 保冷処置と安置方法
- ・段ボールや箱にバスタオルを敷き、ご遺体を安置します。
- ・頭とお腹に保冷剤またはドライアイスをあてて冷却を行います。
- ・下にペットシートやビニールを敷くと体液漏れ対策になります。
- ・暑い時期はエアコンで室温を下げ、風が直接当たらない場所を選びましょう。
◎心を整えるためにできること
- ・ごはんやお水を器に入れて、お供えとして枕元に置く
- ・お花や写真、よく遊んだおもちゃなども一緒に飾ると、気持ちが少しずつ整ってきます
- ・火葬の日まで、毎朝お水と食べ物を取り替えることで、日常のリズムを保てます
- ・お線香を焚いて、静かな時間を過ごすのもおすすめです
※形式や作法にとらわれる必要はありません。大切なのは、ご家族それぞれの「想う心」です。
◎焦らなくても
ペットの旅立ちは、心に大きな喪失感を残します。
すぐにすべてを整えようとせず、まずは気持ちに寄り添う時間を大切にしてください。
当霊園では、火葬のご相談や日程の調整も丁寧に対応しております。
不安なことや疑問があれば、いつでもお気軽にお問合せください。